2018/04/11 スタッフの家づくり Vol.42 木の外壁 その5
「杉板縦張りの目板打ち」を断念し、「レッドシダー」で再検討です。
検討したのは、「高広材木株式会社」の「チャネルサイディング(目透かし あいじゃくり)」です。
施工実例「瀬波温泉の家」でも採用したものです。
外壁材として製品化されているため、注文後4~5日で納材されます。
「レッドシダー」はよく「米杉」と呼ばれていますが、実は「ヒノキ科ネズコ属」に属し、日本でいうところの「黒檜(くろべ)」に当ります。
一般的にヒノキも水に強いと言われていますが、レッドシダーも同じように、腐朽や虫害に強く、雨や日射しをあびる屋外でも、すぐれた耐久性と寸法安定性を発揮すると言われています。
木の外壁材として、優れた樹種です。
当初予定していた「杉板縦張りの目板打ち」に比べ、材料費はアップしましたが、塗装費や張手間を総合してみた結果、「レッドシダー」のほうが若干コストを抑えることができたため、「レッドシダー」に決定。
「レッドシダー」の場合、無塗装でも耐久性に優れているため、大丈夫かなという思いもあり、当初塗装を考えていませんでした。
当時進行中のお客様も木の外壁を希望されており、私が「予算もないし、無塗装にしようと思うんですよね」と伝えたところ、そのお客様から「若山さん、自分で塗ったらどうですか?」と提案をいただきました。
そのころには大工さんが外壁を張り始めていて、塗るには足場に上るしかありません。
うーんと悩んでいると、「絶対塗ったほうがいいですよ!」と一押し。
この一押しで塗る覚悟ができました。
それから会社が終わって夕方から塗装作業。
日が長い時期だったので助かりました。
大工さんたちからは、「おっ!若山塗装来たな!」と言われるまでに。
OB客さまからもお手伝いいただき、全面塗り終わることができました。
結果的に塗って正解だったかなと。
浸透系の保護塗料で、雨の日もしっかり撥水してくれていることが確認できました。
お客様に感謝×2です。
というわけで、めでたくわが家の外壁は「木」になりました。
もう少し、木の外壁の話し、続きます。
次回は「レッドシダー」を張ったその後の変化などについて綴ろうと思います。